数々の記録と、人々に鮮烈な記憶を残したディープインパクト。ディープインパクトの鞍上武豊騎手がまとう黒・黄色のノコギリ形の胴体に青色の袖という勝負服はすっかりおなじみとなりました。この勝負服のオーナーは金子真人氏です。ディープインパクトだけでなく、ジャパンカップダート馬のクロフネ、ダービー馬のキングカメハメハ、牝馬三冠のアパパネなど数々のスターホースを保有しています。

金子真人氏はどんな人?

金子氏はソフトウェア業を営む株式会社図研の代表取締役社長で、ハワイのマウイ島にある会員制ゴルフ場「キングカメハメハ・ゴルフ・クラブ」のオーナーでもあります。所有馬が重賞で活躍しファンも多いことから所有馬が重賞レースで活躍すると経営している図研の株に「ご祝儀買い」が入るほどだといわれます。

金子氏は1945年生まれの東京都出身。31歳で現在の図研株式会社を創業し、CEOとして経営を指揮しています。勝負服は図研のロゴマークと同じデザインとなっています。

金子氏の今まで所有した馬は約300頭、総取得賞金額は2015年までで109億9,777.4万円です。冠はつけず、ハワイに関するものや、色彩豊かな名前をつけることで知られています。アドマイヤの冠で知られる近藤利一氏の獲得賞金154億9911.2円に引けを取らない成績となっています。

金子氏の馬を見抜く力

ディープインパクトが0歳時のセレクトセールでは馬体の薄さが嫌われてサンデーサイレンス産駒の14頭のうち9頭目の落札価格7,000万円でした。金子オーナーは、その人気の薄かったディープインパクトの瞳の輝きに衝撃を受けて落札したのだそうです。そのディープインパクトの生涯獲得賞金は14億5,455.1万円となりました。ちなみに、ディープインパクトと同じ年にセレクトセールで一番高額で落札されたサンデーサイレンス産駒はトーセンダンスで3億5,000万円の落札価格でしたが、3歳未勝利戦で12着のまま登録抹消となっています。

こういったオーナーの馬の素質を見抜く力により、所有馬が活躍し、賞金を手にしているのでしょう。

また、白毛馬のシラユキヒメを所有し、産駒のユキチャン、ブチコなど、アイドルホースを送り出して、競馬界を盛り上げることにも貢献しています。

また、2015年のラブリーデイの天皇賞(秋)制覇により、所有馬の桜花賞、皐月賞、オークス、日本ダービー、菊花賞、天皇賞(春・秋)、有馬記念の8大競走を完全制覇しました。

所有馬だけでなく、産駒も活躍しているだけに、金子オーナーの馬を見抜く力には今後も注目です。