ディープインパクトの種付け料は?年間頭数は?

ディープインパクト 最強 ディープインパクト

とかく話題となるディープインパクトの種付け料。

スターホースだっただけに、種牡馬としても初年度から熱い期待を持って迎えられ、高額な種付け料が設定されました。

その後産駒の活躍とともに、近年値段が上がっています。2016年には3,000万円となり、父のサンデーサイレンスの生涯最高価格2,500万円を上回りました。

そこで、偉大なる競走馬であり、種牡馬であるディープインパクトの種付け料の推移や年間頭数などを見ていきたいと思います。

 

ディープインパクトの種付け料・年間頭数

2006年、競馬ファンだけでなく、それまで競馬に興味がなかった多くの人々に鮮烈な印象を残し、惜しまれつつ引退したディープインパクト。

サンデーサイレンスの亡き今、種牡馬としても圧倒的な存在感を放っています。ディープインパクトの種付け料と年間頭数の推移をみてみましょう。

※2016年4月1日現在の数字です。
ディープ2歳勝馬頭数
この表では「未勝利突破率」を検証してみたいと思います。

未勝利突破率とは年度ごとの年間頭数と2歳のうちに未勝利を突破した頭数の割合を示しています。

もちろん3歳未勝利から菊花賞馬となった「奇跡の馬」トーホウジャッカルという例もなくはありませんが、やはり2歳で未勝利を突破できる馬がどれだけいるかが、種牡馬としての安定感を図る上では有効な数字となるでしょう。

どの種牡馬でもそうですが、初年度はその馬の輝かしい戦歴に対して値が付けられ、その後初年度の馬が出走するまでの4年間はゆるやかに種付け料が下がります。

ディープインパクトも例外ではなく、2007年1,200万円→2008年1,200万円→2009年1,000万円→2010年→900万円と下がっていきました。

その後、2009年にデビューした産駒が活躍したのを受けて上昇に転じ、2011年1,000万円→2012年1,000万円→2013年1,500万円→2014年2,000万円→2015年2,500万円→2016年3,000円と種付け料が高騰しています。

2013年から種付け料が一気にジャンプアップしているのは、2009年の産駒ジェンティルドンナが2012年に3冠馬となったことが背景にあるでしょう。

2歳勝馬頭数も30頭前後、未勝利突破率は2008年度に18%だった以外は20%台で例年安定しており、今のところ毎年必ずG1馬を出しているところも種牡馬としての信頼感を高めています。

他の種牡馬との比較

種牡馬として目下のライバルはキングカメハメハです。

キングカメハメハの2016年の種付け料は1,000万円でディープインパクトの3分の1ですが、キングカメハメハ産駒には3冠馬となったアパパネや、黄金のスプリンター・ロードカナロア、2冠馬のドゥラメンテなどがおり、ディープインパクトにひけをとらない名馬を生み出しています。

そんなキングカメハメハでも初年度の種牡馬成績は生産頭数191頭で2歳勝馬頭数は26頭、未勝利突破率は14%でG1馬はいません。

また、3冠馬オルフェーブル、G1を8勝もしたゴールドシップなど力強い産駒が多いステイゴールドは、生前の種付け料は800万円が最高額でした。

未勝利突破率が例年10%行くか行かないかであり、安定感はディープインパクトに圧倒的な差があります。

ちなみにディープインパクトの父親であるサンデーサイレンスの初年度種牡馬成績は生産頭数67頭で2歳勝馬頭数は22頭で未勝利突破率は33%、5頭もG1馬が出ています。

もっとも、翌年はG1馬3頭、翌々年はG1馬2頭となり、1995年以降は生産頭数が増えたことにより未勝利突破率が20%を下回る年もありました。

ディープインパクトは種付け料だけではなく、種牡馬成績としても偉大なるサンデーサイレンスとすでに肩を並べているといっても過言ではありません。

このように数字を見てみると、種牡馬としての安定感は種付け料に比例するといってもよいでしょう。

種付け料の価格は現役時代の戦歴や産駒の活躍が加味され、種付け料が高くなった分、より優秀な繁殖牝馬が集まりやすく、良いスパイラルに入っていると言えそうです。

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