ディープインパクトが惜しまれつつ引退したのは4歳。古馬としてはまさにこれからという年齢で、競馬ファンの域を超えた人気を集めただけに、続投を求める声が大きかったのも事実です。金子真人オーナーは引退式の挨拶で、ディープインパクトの引退は苦渋の決断だったことを吐露しましたが、今では偉大なる種牡馬として活躍しています。
競走馬は一般的に何歳でデビューし、何歳で引退するのでしょうか。

競走馬は何歳でデビューする?

競走馬は生まれてからは育成牧場で走るためのトレーニングを行い、2歳から厩舎へ入ります。早ければ2歳の春に新馬戦でデビューをします。一般に有力馬は秋ごろデビューし、クラシックレースを狙って出走するレースを決めていきます。ただ、2歳時点で体が小さいとレースに出ても怪我をしてしまうため、体が出来上がるのを待って3歳からデビューする場合もあります。また、デビュー前に故障してしまうとデビュー戦が3歳にずれこむ場合もあります。

競走馬の全盛期は何歳?

競走馬は2歳から3歳にかけて馬体が成長し、それに伴って競走能力が上がる馬が多いのですが、ピークは何歳でしょうか。2015年のデータをみてみましょう。
2015年の芝で3歳以上と4歳以上の重賞レースは68レースあります。そのうち、年齢別の勝利回数は以下のとおりです。
勝利した馬の年齢:優勝回数
3歳:5回
4歳:21回
5歳:20回
6歳:14回
7歳:8回
こうしてみると、ピークは4歳から5歳ということになります。

競走馬は何歳で引退する?

デビューする馬は新馬戦または未勝利戦を突破しなければなりません。3歳の秋までに未勝利を勝てない馬については地方競馬や障害レースへの転身かもしくは引退となります。
逆に活躍した馬は年齢による衰えで成績が汚されるよりは早めに引退させて種牡馬もしくは繁殖牝馬入りする傾向にあります。歴代の中央競馬クラシック3冠馬の引退年齢を見てみましょう。
オルフェーブル:5歳
ディープインパクト:4歳
ナリタブライアン:4歳
シンボリルドルフ:5歳
ミスターシービー:6歳
シンザン:5歳
セントライト:3歳

活躍した馬でも去勢された馬や、血統的に期待できない馬については長く走る傾向にあります。特にダート馬は息の長い馬が多く、ミスタートウジンが2015年時点で中央競馬では最高齢出走記録の15歳ナリタブライアンと同い年で同じ馬主のオースミレパードは2015年時点でサラブレッド最高年齢出走記録の16歳という記録を持っています。

ディープインパクトのデビュー戦、勝利ジョッキーインタビューで武豊騎手は「無事にいってさえくれれば」というコメントをしたように、強くも脆いサラブレッド。ピークの4歳5歳まで走り続けただけでも、関係者にとっては喜びなのでしょう。